下風呂温泉郷 海峡の湯

昨年の総括にもほんの少しだけ書きましたが、下風呂には「大湯」と「新湯」の
2つの顔とも呼べる共同浴場がありました。
皆さん御存知だとは思いますが、この2つの共同浴場は老朽化の為
役割を終え、その新たな担い手になったのがこちらの「海峡の湯」になります。
※大湯と新湯は既に解体され現在は更地になっています。

館内は広く、1Fは食堂を併設する浴場スペース、2Fに関しましては
下風呂温泉に所縁のある著名人の展示室エリアに分けられます。
(詳細までは書きませんが2Fもなかなか見応えあると私は思います。)


それでは肝心のお風呂ゾーンへ!


明るくて広めの脱衣場はトイレ有り、鍵付きロッカーも有り。
しっかりと使用している源泉の詳細なんかも掲示されております。
ここで着目するのがしばらく利用されていなかった大湯2号源泉。


浴室そのものはL字型の配置と言っても良いでしょうかね。
手前がコの字を描くように洗い場が配置されます。
その奥には3つの各浴槽が並ぶ配置になっています。


先ずは一番手前から。
こちらは大湯源泉(1号)を利用している熱湯浴槽!
サイズは大人3~4人程のコンパクトサイズで、この日の湯温は実測で48℃
ギリ入れますけども相変わらずアチチですw(熱湯が苦手な方はムリは禁物で)

奥の2連浴槽の右側、こちらも大湯源泉(1号)利用でサイズは手前の浴槽よりは
1回り程大きい印象を受けます。
湯温はそれほど熱くはない(とは言え熱めですが)ので、手前の激熱大湯が
ムリ!という方はこちらでも充分に大湯源泉の良さは感じ取れると思います。

お隣左手にあるのが新湯系の源泉を利用した浴槽。
大湯系に比べると透明度があり、酸味が強いのが新湯の特徴でしょうか。
こちらもやや熱めではあるのですが、手前の熱湯浴槽と比べちゃうと
全然入りやすいとは思います。
個人的には私は新湯系の方が好きなのでここでドップリと浸かっておりました。

新湯源泉浴槽の手前左には扉があり、また異なるエリアになります。
こちらはサウナが設けられ、そして「井上靖ゆかりの湯」銘打った
大湯2号源泉が使われる浴槽と水風呂があります。


井上靖ゆかりの湯は大人2~3人程のサイズでコンパクトな造り。
湯温は適温で最も入りやすいのがこちらの浴槽でしょうね。
かつての長谷旅館時代を知っている方であれば、もっと熱くなかったかな?と
思うかもしれませんが、そこらへんは上手く調整しているんだと勝手に推測します。
お隣の水風呂はジャスト1人サイズでギリっとしゃっこい(冷たい)タイプw
サウナ好きには嬉しいでしょうし、私のように水風呂ループを楽しみたい人にも
嬉しいエリアじゃないのかなと。
異なる3つの源泉浴槽とサウナと水風呂、そして食事処や展示エリア等
趣向のある造りで、いろいろと楽しめる公衆浴場には間違いないと思います。
下風呂までのアクセスがなかなか遠いものありますけれども、近くまで御用の際は
確実に寄っておきたい一湯じゃないでしょうか!

下風呂温泉郷 海峡の湯
住所 青森県下北群風間浦村大字下風呂字下風呂71-1
電話 0175-33-2116
泉質
大湯1号源泉 酸性-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
大湯2号源泉 酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
新湯系源泉 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
料金 450円
営業時間 7:00~20:30(4月~10月)/ 8:00~20:30(11月~3月)
定休日 毎月第2・4火曜日、1月1日



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